忘年会の「お断り文」をAIが作ってくれる

今朝のBSニュースで、忘年会の「お断り文」をAIが作ってくれるソフトがあるという話がありました。

文章生成AI「Catchy」の「忘年会お断り文章生成AI」は、簡単な理由を入力し、アウトプットのレベル(丁寧、カジュアル、大胆)を指定すると、自動で文章を作成してくれるそうです。

会社のHPには

「誰も傷つけたくない、人間関係にひびを入れたくない、という気遣いの気持ちを表現してくれるライティングアシスタントツールです」

とあります。また、紹介記事の中には

「効率的に断れる」

と書いているものもあります。

…なんかモヤモヤ…モヤモヤ…

(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000083539.html)

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効率的に作成された「断り文」は、「断る」ことそのものにまつわる問題を解決してくれるのかもしれませんが、後日相手から「(断りの理由)あれどうだった?」なんて聞かれた時、答えられるのかな?そして、それに答えられなかった時、相手はどう思うのかな?

それは、本当に「人間関係にひびを入れない、誰も傷つかない」という結果をもたらしてくれるのかな…。

…などと思っていたところ、軌跡のようなタイミングで宮台真司さんの言葉が飛び込んできました。私の気持ちを一部代弁してくれているような気もしますので、(100%ではありませんが)、言葉を書き起こしてみます。

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”今の人達がどうしてクズ化したかというと(中略)

システムを頼るようになったからだよ

テックを頼るようになったからだよ

テックが悪者だといっているわけじゃないよ

テックを頼るようになると

人間関係いらねーや、だってアマゾンでポチればいいだけでしょう

ってなるんですよ、だめなやつは

いいテックと悪いテックはある

テックは重要で、テックが重要ならテックに投資する資本主義も重要になるんだけど

テックと資本主義を使う側の「構え」が重要で…(略)”

(出典:NewsPicks Weekly Ochiai – 宮台真司✕落合陽一 助けてくれる人はいるか?より)

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