Beat of Success(https://bos1.jp/)が主催するBeat of Joyには、ドラムサークルそのものや、ドラムサークルを使った企業研修に興味のある様々な分野の方々が集まります。共著者で師匠でもあるペッカーさんから、「初対面でもあっという間に仲良くなれるアレ、やって!」とお声かけいただき、15分程度のセッションを担当しました。
実施したのは以前のブログ(https://onl.sc/x8Fc1c3)でもご紹介したShaker Take and Passです。Offline Festival 2023でも担当したので、最近はこればっかりですね(笑)。でも本当に、魔法のように仲良くなれる強力なワークなのです。
今回、内容を振り返る時間がなかったので、以下、このワークを企業研修で使用する際の展開のヒントをいくつかご紹介します。
企業研修としての展開のヒント
ヒント1:グループ分け
今回は1つのグループを7~8人の4つのグループに分けたかったため、誕生日月を使って4つのグループに分かれていただきました。基本的には偏りなくばらけますし(偏ったら偏ったでネタもできますね笑)、集まった後にすぐ「何月うまれですか?」という会話もできますので、おススメです。誕生日が近いだけでなぜか親近感が生まれるのが面白いですよね!
あるいは「四季」に合わせて誕生月(例:春=4~6月)を分類し、「夏男夏女のみなさんはさすがに元気ですね!」とか、「冬グループのみなさん、凍ってませんか?」などと声かけするのも面白いと思います。
ヒント2:テンポ+音楽
Shaker Take and Passをやる時にはテンポだけでなく音楽があると盛り上がります。今回は、おじさまおばさまには懐かしい運動会のフォークダンス曲である「オクラホマミキサー」を使用しました。段々とスピードアップしていくので、途中で叫び声が上がったり笑いが起きたり、参加している楽しさが増すかと思います(https://www.youtube.com/watch?v=GKWBDQQMBNE)。
ヒント3:振り返りの時間
参加者の中でワークを振り返り言語化する時間、ワークを職場の仕事のメタファーをしてとらえなおし言語化する時間をしっかりとるほうが、ワークの理解度や納得度が上がります。今回は十分な時間を取ることができませんでしたが、例えば「うまくいったところ(うまくいかなかったところ)はどこでしょう?」と最初に訊ね、その次に「それは、ご自身の職場に置き換えるとどういうことと重なりますか?」と2段階で問いかけると、スムーズに答えが出てくると思います。
また、どこかのグループでぼそっと発言があった時は、ぜひその発言を全体に共有してください。共有によって「あ、そういう考え方や見方があったか」と新しいアイディアが出てくるようになります。なかなか出てこない時は、主催者がいくつか例を出してあげるとよいかと思います。
ヒント4:効果を認識する時間
ワークをする前と後では、自分たちの気持ちやコミュニケーションの頻度が格段にアップしていることを実感してもらう時間を設けると、ワークへの納得度が増します。今回の例でいうと、4グループのうちの1つ(おそらく1月~3月グループ)は、集まった直後に全員着席しておられました。でも、実はこのチームが一番最後までシェイカーを回し続けることができていました。こうした様子に気づいたら、ぜひ参加者全員に共有してください。共有することで、このワークの効果を改めて実感できるかと思います。
Shaker Take and Pass 以外にも…
Shaker Take and Pass以外にも、職場で簡単に導入できるワークについて、拙書で紹介しています。ご興味のある方はぜひご覧いただければ幸いです(できましたら、アマゾン等にてレビューもいただけますと本当にありがたく存じます!)
https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01097357
当日の様子を動画にしてくださいました(私は1分40秒くらいに登場します笑)。