先日、研究室の書類の整理をしていたら、前任校のゼミ生が作ってくれたアルバムが出てきました。懐かしくなって表紙を開けると、パラリと封筒が床に落ちました。
表には私の名前、お日さまにむけて中を透かしてみた時に、あ!と思い出しました。
それは10年ほど前のちょうど今頃の季節…。
学園祭の準備にあれこれ費用がかかるということで、まぁ戻っては来ないだろうと思いながらゼミ生達に貸した1万円。
なんと、学園祭後にこの封筒に入って戻ってきました。
聞けばしっかり利益がでたということで…👀❣
当日こっそり覗きに行くと、授業の時とは別人のように(笑)テキパキとお客さんをさばいているA君、◯◯レンジャーの全身スーツに身を包みお客さんを笑わせているB君、上手なイラストで「店員名札」を作って配るCさん…元気なゼミ生の姿がありました。
みんなで頑張った結果としての1万円が、何だか無性に嬉しくて、封を切ることもできずにアルバムに挟んでいたんだった、そうだった。
これは、きっと初任給で娘や息子から食事を御馳走になった親のような気持ちかもしれません。
現在在籍している学部では、共通教養科目を担当する教員ということで、特例を除き研究室生を持たないことになっています。
でも、こうしたゼミ活動の楽しさを思い出すと、ゼミを担当できる教員に戻るのもいいなぁ…と思ったりします(もちろん楽しいばかりではありませんが💦)。
まあでも、今私に求められているのは、良い授業をしっかりやること😊
一歩、一歩です‼️