新学期の新しい試み

2年ぶりの「1年生担任」に:

2年ぶりに学科の1年生担任を仰せつかりました。1年生担任の最初で最も大きなイベントは、学科のガイダンスの企画です。内容は基本的に毎年同じなのですが、次回担任になったら是非実現したい❗と思っていたことを初めて実行することができました。それは「仲間を作る時間」です。

今回私が使ったのは、僭越ながら拙書「元気なチームはリズムで作る」にも載せているShaker Take and Passというワークです。参加者をグループに分け、リズムに合わせてシェイカー(マラカス等)を輪になったグループメンバーで回していくだけなのですが、これがもう❗ホントに盛り上がるのです。

Shaker Take and Passの凄さ:

私が教室で実施する時は、このワークにフォークダンスの音楽「マイムマイム」や「オクラホマミキサー」(の、だんだん早くなるバージョン)を使います。音楽が早くなっていく中で、「きゃ〜」「うお〜」と楽しそうな声があがり、場が笑いに包まれます。一回目が終わった後、2分の作戦会議を経て再度チャレンジの時間に進むのですが、「作戦タイムスタート!」と声をかけた瞬間に頭を寄せ合って作戦会議を始めます。途中から教室に入ってきた人は、おそらく参加者が初顔合わせとは思えないのではないでしょうか。

10分ほどの「あたため時間」のあとは、場所空気が一変していることがわかります。安心・安全な環境の中で、学生がリラックスしながらガイダンスに向き合っている様子がよくわかりました。

ガイダンスの目的:

ガイダンスの目的はいろいろあると思います。大学の目標も大事、学部長からお話を聞くことも大事、履修方法を知ることも大事。でも、1年生にとって一番大事なのは「居場所があるな」と思えることではないかと個人的には思います。それは大学に限らず、どんな組織で新しいメンバーを迎える時も同じ。学科の会議で提案した時に、仲間の先生方が賛成してくださったのも、きっと同じ考えを持っておられたからだと思います。

1年生のこれからの4年間が幸せで、楽しみに満ち溢れた毎日になりますように。