私を形づくるもの

茶道:場作りの原点

茶道裏千家 専任講師(茶名:加藤宗恭):茶道は14歳から始めました(動機は不純ですので、直接お目にかかった時にでも😊)。現在は先生がご高齢のため、お稽古はお休みしています。大学、社会人、留学と、帰国…ひょっとすると長い人生の中で中断している期間の方が長いかもしれません。それでも大好きで、できれば定期的にお稽古を続けたいと思えるのは、ひとえに私が出会った先生のお人柄のおかげです。自身が教員になってみて、やる気や集中度、その時の関心事、先生に伝えたいことは、相手(生徒・学生)の様子を見れば手にとるようにわかるのだ、と気づいたときの何とも言えない恥ずかしさといったら…💦💦と同時に、先生が長い時間をかけて「とにかくじっと待っていてあげること(いつか花開く)」、「帰れる場所を作ってあげること(安心感が人を育てる)」の大切さを身をもって教えてくださいました。教員としてのロールモデルが存在することのありがたみを痛感する毎日です

旅:未知との遭遇・自分を見つめる機会

私を形作るものとしての「旅」について書こうした時に、ふと浮かんだのは、“Writing a dissetation is like a personal journey” という文章でした。博士論文の仕上げの時期に「Aknowledment(謝辞)」を作ろうと先輩方の例を調べていた時に見つけ、非常に心を動かされた文章です(もちろん自分の謝辞にも使いました)。

人生にはいろいろな旅があり、人生そのものも旅に例えられます。どの旅にも共通するのは、ゴールとその過程の両方を楽しむ、知らないものと出会い自分のものにしていく、自分自身と徹底的に向き合う機会である、というような点でしょうか。

人生には、さまざまな旅があります。論文・研究という旅、旅行という名前の旅、教育という名前の旅、どのタイプの旅もどの旅も、自分自身を見つめ直す機会を与え、自分自身を成長させてくれる貴重なものです。今後の旅路でも、新しい出会いや挑戦を通じて、自分自身を発見し続けたいと思っています。

美術:知がつながる楽しみ

幼い頃から、工作をしたり絵を描くことが大好きで、図画工作の時間が大好きでした。30年ほど前に初めて訪ねたフランス(パリ)で、数々の名品を目の前にした時の感激は今でもよく覚えています。最近は絵そのものの解説や美術史、美術史をベースにした小説などを楽しんでいますが、別々にあった知識や経験がつながってくると、美術・芸術の歴史はある意味世界の歴史そのものなのだと改めて痛感します。本物を見る旅…実現したい❗